医療従事者という仕事柄、
日々多くの患者さんと接していく中で、頼りにされることは多いと実感しています。
もちろん、頼られることは嬉しいことです。
そして誰かのチカラになりたい、という気持ちがあるからこそ
この仕事を選んだ理由の一つでもあります。
しかし最近よく思うことは、「頼られすぎることはよくない」ということです。
過度に頼られてしまうということは、
その人自身が持つチカラや、本来あるべき姿から遠ざけてしまうことにつながります。
何かに依存してしまうと、
その対象物がない場合に、自分自身の能力が発揮できなくなってしまいます。
果たしてそれが本当にその人のためになるのかどうか。
逆行しているのではないかと感じてしまうのです。
この答えに正解はないと思いますが、
人が人らしくあるためにはどうしたらいいのか、
本来のあるべき姿になるために必要なことは何か、
もう一度よく考えていきたいと思います。